
台湾・桃園で住み始め、台北の語学学校へ通っていた頃、
通学のバスの窓から見える、朝何時であろうと派手な衣装で働くビンラン売りの女の子を
興味本位でかなり眺めていたように思う。
「檳榔」というのは、原産国はマレーシアで、スリランカやインド、タイなどアジアや東アフリカなど広く分布しているヤシ科の植物。
本来は虫下しなどの薬に使われていました。檳榔・ビンランの語源はインドネシア語から来ているらしく、日本では一般に「ビンロウ」と発音している人も多いですね。 (
wiki)
台湾では衛生上の問題や、喉頭がん等の発がん性も高いことから(タバコとの併用で数倍に)
ビンランの使用者は徐々に減少しているものの、興奮作用など常習性も高く、台北以南では嗜好者にくわえ、檳榔西施の露出も高いようです。
この檳榔西施(シースー)の
西施というのは、中国古代4大美女の名前の一つで、美女の代名詞とでも言えばいいでしょうか。(音が呼びやすいから西施にしたそうです^^;)
売り子は、若くて綺麗、そしてスタイルがよくなければ檳榔は売れないということで、
(檳榔以外にも、タバコや飲料だけも売っているらしい)こうして台湾ではこのようなビンラン売りの小姐が有名になったわけですね。ちなみに上の写真2枚は台湾でも有名な桃園にある
檳榔西施です。
私が台湾の
檳榔の小姐を初めて知ったのは、台湾に嫁にくるもうずっと前のこと。
日本の某ニュース番組の終盤で、海外からのニュースコーナーがあり、そこで台湾のビンラン小姐が報道されていたんですよね。不思議と変だな〜とか異様だな〜とかはまったく思わず
「な、なんてスタイルのいい人なの〜!」台湾人の足の長さと細さにびっくりしたのを覚えています。今思えばテレビクルーもわざわざ選んだのかなあと思ってしまいますが。苦笑)
最初はびっくり興味シンシンだった台湾独特のビンラン店も、特に台北以外の郊外に数年住んでいると二十四時間至る所にある為か、珍しさも薄れまるでフツウの光景になっている私。
ビンラン小姐は日本の観光客も立ち寄るほど「台湾らしい」特徴で、そこから台湾社会を垣間見ることができる光景ではありますが、
現在の若い年代や会社員等のサラリーマンにはビンランの習慣は殆どなく避けているため、自分も次第に彼女達に対する一方的な見方(偏見)などを持っていたように思います。
そんな時、出逢った写真がコチラです。

カメラマンの瀬戸正人さん撮影、テーマは
「BINRAN(檳榔)」私は日本のプロの方が撮った台湾の写真というのを今まで見たことがありませんでしたが、瀬戸正人さんのHPでもある、ビンラン小姐の写真をみてみると、その独特の雰囲気はまるで台湾じゃないような不思議な空間になっており、アジア感にどっぷり浸ることができます。
台湾に住んで長いクセに、改めて台湾に新鮮感を感じました。^^
この台湾の檳榔小姐を撮った写真展は2007年に大阪・東京で開催されていたそうです。
レンズを通すと、普段何気に観ているはずの小姐達も、こんな風に見えるんだなあ・・・・・・。
すごく興味深かったです。
時にいろんな意味で蔑まされる事がある一方で、収入はバイトで平均3〜5万元、それ以上という台湾の新卒給料よりも多い彼女達。
そんな社会にまるで反発するように、堂々としていて、表情はどことなくミステリアス、それでいてどこなく寂しげな感じ。これぞリアルな台湾です。
台湾の見方はほんと、人それぞれだけども、カメラは物事の色んな側面を一気に集中して映し出してくれる。
台湾と撮影、二つ同時に興味がある私には非常に楽しくみることができました。
上の写真はその中の一部を抜粋させて頂いたのですが、下からサイトに行けばかなりの枚数が観ることができますので是非!
(瀬戸さん、記載のご承諾どうもありがとうございました!^^)
瀬戸正人さんの「The Place Setos」へ(workから入ると "BINRAN"が観覧できるようになっています)
台湾はやっぱり面白い・・・
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